週刊・ハルの知恵

コラム

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Vol.70「アートにふれる」

ゴールデンウィークの真っ只中、平成が終わり「令和」という新しい時代が始まったころ、私は日本から遠く離れたイギリス・ロンドンの大英博物館にいました。
ガラスの天井が美しいグレートコートからそれぞれのギャラリーに進んでいくと、古代エジプトのミイラ、パルテノン神殿の彫刻など、一日では到底まわりきれないほどの展示物に出会えます。

海外の美術館では入館料が無料のところも多く(大英博物館は寄附が推奨されています)、こんな贅沢なものを無料で見られるのであれば毎日でも通いたい!と思うほどの膨大な作品が、所狭しと展示されています。
また、館内の常設展は撮影が許可されており、ロゼッタストーンの周りには、多くの人々がベストショットを収めるべく撮影のチャンスを窺っていました。

海外とは運営体制や展示品の種類の違いなどもありますが、日本では、入館料を払うのは当たり前、撮影は禁止、訪れた人々は静かに美術作品を鑑賞する、といった風潮の美術館が多い気がします。そういった雰囲気の中で作品を味わうのも素敵ですが、以前アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れた際、床に座り込んでルノワールの作品をスケッチしたり、デンドゥール神殿を眺めながらお喋りに興じたり、ゴッホの自画像の前で自撮りを楽しんだりと、思い思いにアートを楽しむ人々を目の当たりにして、その賑やかさと自由度の高さにカルチャーショックを受けました。

世界五大美術館を巡り終えて改めて感じたのは、アートの楽しみ方は本当に人それぞれだということ。皆さんも、海外の美術館や博物館を訪れた際には、鑑賞者の少ないギャラリーを覗いてみたり、展示物を眺めながら広場でゆっくり過ごしたり、と色々な方向から楽しんでみるのはいかがでしょうか。

(佐藤)

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