週刊・ハルの知恵

コラム

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Vol.8「わたしの大一番」

「わたしの大一番」について改めて思い返してみると、とくに思い出深い、とある二日間の話があります。

1日目。
数年前のある日曜日、私は横浜マラソンというレースに出場しました。その日の走りは好調でしたが、レース中盤に両足がつるというアクシデントに見舞われました。それまでフルマラソン10戦以上のキャリアを持つ私でも、これは初めての経験でした。原因は、暑さからの脱水症状とスピード重視で選んだシューズからくる足への衝撃にありました。そんな中、足を引きずり苦しみながらも、何とか意地で完走しました。
そして、そのまま足を引きずりながら新幹線に乗り込み、大阪に戻りました。この時は、完走の達成感よりも苦しみと痛みが残ったレースでした。

2日目。
翌日の月曜日、取材先に出かけました。この取材では、撮影時に立ったり座ったり、中腰になったり、商品の下に潜り込んだりと、身体を動かして撮影することが多々あります。
通常ならばどうということはないのですが、この日は違いました。前日の疲労と痛みが残り、身体を上下するだけで全身に激痛が走りました。それでも持ち前のポーカーフェースで、お客さんにも苦しみを悟られず、取材を終えることができました。

この二日間、今考えても本当に苦しい時間を過ごしましたが、一つの教訓を得ました。それは、気持ちさえ、折れなければなんとかなる、ということです。

肉体的、精神的に限界でしたが、心折れずに乗り切れたのは、「やりたいことと、やらなければならないこと」この両者を絶対に両立させてやろうという意地でした。
こんなことを言ってしまうと精神論者と誤解されそうですが、人は機械のようにオン・オフで動ける存在でもないため、肉体をむやみやたらに動かすということが簡単にはできません。精神力と体力のバランスがとれたときに、身体が動くと考えます。

精神が肉体を無理に引っ張るのではなく、精神が肉体の隅々までを把握してバランスをとり、コントロールする。
これができるようになることが大切であり、仕事にも生かされるのだと思います。道半ば、まだまだながら、今後も自分のマインドをブランディングしていきたいと思います。(浅生)

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