週刊・ハルの知恵

コラム

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Vol.21「“いつも同じ”のあり方を考える」

わたしがお昼休みによく行くおにぎり屋さんがあります。そこは店内で食べることもでき、すぐに入れてパッと食べられるので、よく利用しています。

ある日、いつものようにおにぎりを注文して席に着くと、「あれ?何かが違う。」
いつもはプラスチックのお箸なのに、その日は割り箸だったのです。割り箸に変わったのかな、プラスチックの方が好きだったな、と少し残念に思いながらその日は帰りました。

ところが、別の日にお店に行くと、またプラスチックのお箸に戻っていたのです。
「あぁ、そういうことだったのか。」あくまで私の想像ですが、この前行ったときは、いそがしくてお箸の洗い物が間に合わず、やむをえず割り箸にしたのだと思いました。

そのお店自体、簡易的なサービスが前提のお店ですし、個人的に割り箸でも問題ありません。そしてプラスチックのお箸と割り箸の好き嫌いは人それぞれです。ですが、いつも同じなのが嬉しい部分もあると思います。

いつも同じで喜ばれるおもてなしと、その時その人に会わせた変化する臨機応変なおもてなし。どちらもあって、お客様にとって何が心地よいかを感じ取り、いつも同じにする意味も考えなければ――お昼のひとときに、ふとそんなことを感じたのでした。(北川)

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