株式会社フコク
東京企画営業部Aチーム
ディレクター
ハルでは、昨年度よりフコクさまの社内報の制作をお手伝いさせていただいています。この採用パンフレットの制作は、社内報のご担当者さまが、採用パンフレットのリニューアルを考えていた人事の方にハルを紹介してくださったことがきっかけで始まりました。リニューアルの提案に当たってまず行ったのは、人事の方へのヒアリングです。課題として挙がったのは、「男女問わず求める人材に働きたいと思ってもらえるような内容を掲載したい」「コロナ禍においてオンラインでの会社説明がメインとなったため、パンフレットを効果的に活用できていない」ということでした。そこで、学生がどのような視点で企業選びをしているのかなどの情報を収集したり、採用活動において同じような課題を持ったお客さまを担当したことのある上司にアドバイスをいただいたりして参考にしました。
フコクさまは、主に自動車製品をはじめとしたゴム製品を製造販売する企業ですが、採用パンフレットの役割は、学生に事業内容の理解を深めてもらうことだけでなく、入社が決まって学生から家族に伝えるためのツールです。そういったことも視野に、“Bounce to Born”というコンセプトワードを提案しました。学生自身の夢や期待感を増幅させ、フコクは社会・世界を弾ませる(ワクワクさせる)BtoB企業だと伝えたい。2つの思いを込めて導き出したワードで、頭文字をとると‟BtoB”になるという仕掛けもあります。お客さまにもデザイン案を含めて気に入っていただき、ハルに発注していただけたので、本当にうれしかったです。
学生にはあまり馴染みがないと思われがちなBtoB企業ですが、実は暮らしのさまざまな場面で活躍しています。それを表現するために、暮らしの様々なシーンを表現した街並みのイラストをメインにして、私たちの身近でフコクのどんな製品が活躍しているのかを紹介しました。イラストに落とし込むのは大変でしたね。数ある製品の中からどの製品を掲載するか、どのようなカテゴリーにまとめるか。時流をとらえつつ、ターゲットとなる学生に興味を持ってもらうために、社内のプロジェクトメンバーや先方担当者とチーム一丸となって何度も話し合い決めていきました。
完成までに苦戦したところはたくさんありましたが、私自身、提案段階からメインで携わった案件は、この採用パンフレットが初めてでした。なので、どの瞬間もやりがいを感じながら進めていました。その中でも特にやりがいを感じたのは、先方担当者から「想像以上の仕上がりになって大変満足しています。他部署の人からも好評です」と言っていただいたときです。来年度も反応を見つつ、今後もさらにブラッシュアップをしていきたいなと思ってます。今回の案件を通して、個人プレーではなく、社内外問わずチームで進めることでよりよいアウトプットになることを改めて実感しました。今後もこの経験を生かして、コミュニケーションを密にとりながら仕事をしていきたいと思います。