実績紹介

Works

株式会社前川製作所

「らしさ」を見える化。
馴染みがないBtoBメーカーに
コミュニケーションの柱を。

社内外に効果を発揮する
広報プロジェクト

リクルートブランディング広報

社外広報の相談から、リクルートを視野に入れた広告の提案へ

世界トップクラスの産業用冷凍機メーカー、前川製作所。通称・マエカワ。私たちの暮らしを支える製品をつくっている会社だが、どれくらいの人がそれを知っているだろうか。実際、広報担当者も、マエカワが何者であるか、何をしている会社か関心をもってもらうにはどのようなコミュニケーションが必要かを模索していた。そこで、以前から採用サイトや入社案内の制作を通じてマエカワの文化や事業を理解していたハルにご相談いただいた。

世界各地から新鮮な食材を運ぶ冷凍運搬船や、冷凍食品工場、冷凍・冷蔵倉庫など、前川のコア技術である「冷却技術」は、知れば知るほど私たちの生活に大きく関わっていることが分かる。しかし、なかなか身近に感じづらいという課題があった。
一般の方に分かりやすく伝えるためには、インパクトのある表現が必要。また、ポスターをイベント会場や駅で貼るだけでは、期待する効果をあげるのは難しいと考えた。交通広告や新聞広告をはじめ、コーポレートサイトやリクルートサイトなどを通じて、広く「冷却のマエカワ」と知ってもらうことが必要だと考えた。

世界の冷凍運搬船の約8割でマエカワ製冷却システムを使用
省エネをかなえながら食品の鮮度を守る

一つのプロジェクトが、想像以上の効果につながる

そこで提案したのが、「ゾクゾクプロジェクト」。一般の方に伝えるのが難しいマエカワの「冷却・冷やす」技術。そのスゴさを、「ゾクゾク」という言葉に凝縮し、マエカワの技術力を紹介するコンテンツ「ゾクゾクプロジェクト」として展開することに。第1弾は、「冷やすで世界をゾクゾクさせる」というコピーで企業広告を制作。ポスターには、マエカワ製の氷や米国拠点の社員に出演してもらい、職人気質あふれるマエカワらしいものとなった。

マエカワ製の氷を使用しビジュアルを制作
様々な媒体でストーリーを展開する企画を提案

そして第2弾として、食品冷却だけでなく土壌凍結や融雪など、私たちの暮らしを支える技術に焦点をあてたシリーズ広告を制作。制作にあたって、各事業分野の担当者から、製品や技術開発の苦労やエピソードを集めた。まずはその技術がどのようなもので、何がすごいのかを理解することから始まる。そして、その技術が私たちの暮らしにどのように役に立っているのか、どういう言葉やビジュアルで表現できるか、繰り返し突き詰めていく。見えないところで私たちの生活を支える現場の想いを伝えたい、そんな想いで制作を進め、マエカワの熱をストレートに表現するポスターが完成した。

「第2弾ポスター」(左から)物流、地盤凍結システム、超電導ケーブル、融雪の各事業分野をテーマに制作

今後に向けて

お客様からは、「ポスターを気に入った得意先の社長室にも飾っていただくなど、改めて当社の価値を認識していただける機会になっている」と嬉しい声を聞くことができた。今後は、さまざまな技術分野の担当者を巻き込んでいくなど、社内外に向けて発信していく。

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