2021年の10月から12月にかけて、私立中学校・高等学校の管理職・理事の方をはじめ、学校ビジネスに関心のある方を対象に、「ニューノーマルな学校経営を考えるリレーセミナー」を全4回にわたり開催しました。

一層複雑化していく社会の中で、私立中高はどのように生徒達や保護者に向き合い、教育の質を高めていくことができるのか。そして日々実践していく教育をいかに世の中にアウトプットし、学校をブランディングしていけるのか。DXやコンプライアンスなど、現代の社会課題に関わるテーマをはじめ、国際交流や経営改革など旬のキーワードを切り口に、コロナ後のニューノーマルの世界で、あるべき私立中高の姿を4名の先生に語っていただきました。

【第1回】 「私立中学校・高等学校のDX」

10月5日（火）に開催した第1回では、慶應義塾大学・一橋大学大学院特任教授の福原 正大先生と、Institution for a Global Society株式会社 取締役の中里忍先生をお招きし、「私立中学校・高等学校のDX」をテーマにご講演いただきました。
DXに関する世界的な動向をはじめ、授業や部活動、評価制度へのDXの導入事例・活用方法などについてお話いただき、これからDXを活用した学校経営をしたいと考える皆さまにとって、大変参考になるセミナーでした。

【第2回】 「私立中学校・高等学校のコンプライアンス」

10月26日（火）に開催した第2回では、弁護士、東京音楽大学客員教授を務められる佐野知子先生にご講演いただき、実際にあった教育現場における違反や問題など具体例を挙げながら、その防止策についてもお話いただきました。現場で働く先生方にとって、身近に潜むリスクについて深く考えるきっかけとなったのではないでしょうか。

【第3回】 「私立中学校・高等学校の国際交流」

11月19日（金）に開催した第3回では、武蔵野大学教育学部教授の大迫弘和先生を講師としてお招きし、教育者でありながら、詩人でもある大迫先生独自の視点で、国際交流の変遷やコロナ禍における国際交流の在り方などをお話いただきました。参加者の皆さまからは「感銘を受けた」「刺激を受けた」などの感想をいただいております。

【第4回】 「私立中学校・高等学校の経営改革」

12月22日（水）は最終回となる第4回を開催。講師として東明館中学校・高等学校 理事長の荒井 優先生をお迎えしました。ソフトバンク株式会社や株式会社さとふるなど民間企業でのご経験と、教育現場でのご経験から、経営改革において必要な心構えや考え方など、貴重な実体験のお話を交えてご講演いただきました。

各回オンラインでの開催でしたが、全4回で100名以上の方にご参加いただき、セミナー登壇者によるトークセッションや、Zoomのチャット機能を活用した質疑応答などのコミュニケーションも行われ、盛況のうちに終えました。

私学ブランディングラボでは第2期のセミナーも企画中ですので、ぜひご期待ください！