行事・セミナー
マーケティング視点を磨くビジネス・ゼミ 2016年3月1日(火)第1講座「旬の実学セミナー」を開催いたしました。
これから必要となるのは、創造的適応の力。
今回のセミナーは、学校法人中内学園 流通科学研究所 所長・日本マーケティング学会・会長の石井淳蔵先生に、 「明日はビジョンで拓かれる」をテーマにお話いただきました。 冒頭で、「あなたは、人にどんな存在として記憶されたいですか?」というドラッカーのエピソードをとりあげられました。ドラッカーは小学生のとき、先生に「あなたは、人にどんな存在として記憶されたいですか?」と問われたそうです。その時は誰も答えられず、先生から「今は皆答えられるとは思いません。でも50歳になっても応えられないと、あなたは人生を無駄にしている」と言われたそうです。
また、会社についても同じロジックが通るとして、「ビジョンが企業を駆動しているビジョナリ・カンパニー」の事例として、カルビー、エーザイ、ヤマト運輸をあげられました。
ビジョン主導の経営のプロセスは4つ。
①ビジョン
②共同する仲間
③働きがい
④創造的適応
なかでも重要なのは、④の「創造的適応」の力を養う こととして、社員一人ひとりが、ビジョンに向けて、 自らの思いや判断に従い、行動を起こしていくことが これからの時代はとくに必要になってくるのではないか、 という見解を述べられていました。
また「創造的適応の力」を養うには、相手の 言葉そのまま聞き入れるのではなく、その背景にある 事情に適応する(シーズを知る)ことが大切というお話をいただきました
さて、次回の第2講座は、5月10日(火)神戸大学大学院・商学博士の栗木契先生による「ストーリーのあるビジネスモデル」についてです。 世界最大の気象情報会社ウェザーニュースは、なぜ高い収益を得ているのか。戦略ストーリーのプロセスを辿ります。また、1時間講座を終了した後は、栗木先生を囲んで意見交換しながらの懇親会となりますので、皆さまぜひご参加ください!
約半年にわたって開設された旬の実学セミナーですが、皆様にご好評いただき全3回を終えることができました。 ハルでは今後も皆様の課題解決のヒントとなるようなセミナーを開催いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします!