週刊・ハルの知恵

コラム

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Vol.45「奈良、ならではの魅力。」

「奈良」といえば、まず何を思い浮かべるでしょうか。
奈良は、多くの国宝や世界遺産があり、京都に負けず劣らず歴史と文化のある観光地です。
奈良県民の私にとって自慢すべき古都のはずですが、・・・いまひとつ華やかさに欠けるというか、京都と比べるとブランド力が弱いというか・・住みながらにして奈良の魅力ってなんだろう?ずっと心の片隅で思っておりました。解決の糸口になったのは、外国人の方を対象にしたインバウンド調査。外国人の方にとって、関西の観光地といえばやはり「京都」が有名。奈良の認知度は低いものの、何度か日本に訪れる外国人の方にとっては、穴場的にじわじわ人気が出ているらしい。その中で、「奈良観光は人が少なく、静かにのんびり休日を過ごすには最適な場所。観光地としてブランド化された京都にはない魅力があり、想像以上に癒される」という声がありました。なるほど、外国人の方にとっては、飾らない素朴な日本の風景が逆に喜ばれているのかと驚きました。地域ブランドもいろいろな見え方があるのかと学んだ調査でした。

さて、そんな奈良ですが、今春平城宮跡に、「奈良時代を今に感じる」をテーマした「平城宮いざない館」がオープンしました。大型映像や平城宮の一日絵巻など、奈良時代の雅な暮らしを、見て、学んで、体感できるという素晴らしい施設です。しかも入館料が無料!歴史好きにはたまらないと思うのですが、広報が足りないのでしょうか・・人が少ない。せっかくの施設なのに勿体ない、もっと知ってほしい、と地元愛が芽生えたりして。休日、散歩がてらに施設を回りながら、「じわじわ」とがんばる奈良ブランドを想うのでした。(渡部)

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