コラム
コラム
Vol.23「トリセツとお片づけ」
年末が近づき、家の片づけが気になりだした今日この頃。もう遊ばなくなった息子のおもちゃ、いつか着るかもと置いている服など…
なんとかしなくてはと、片づけノウハウ本を手にとりました。読んでいて感じたのは、上手に収納するだけではなく、どう「捨てる」かがポイントなのだなということ。ジャンルは違うけれど、私の仕事にも通じるものがあるという気がしました。
私はハルでトリセツ(取扱説明書)をつくっています。トリセツは、メーカーとユーザーをつなぐ大切なツール。読みやすく、わかりやすいトリセツをつくることは、メーカーのブランディングにも効果があります。
トリセツをつくるときに重要なのが、ただ情報を整理するだけでなく、情報をどう「捨てる」か。
家の片づけで、便利な収納グッズを使って収納しても、不要なもの、いつか使うだろうと置いておくものが増え続ければ、片づかない。
それと同じで、いくらデザインやレイアウトを工夫しても、情報を並べ替えるだけでは、トリセツを読みやすく、わかりやすくするのは難しいのです。
まず、不要な情報を見極めて捨て、それから情報を整理すると、ユーザー想いのステキなトリセツになります。(島田)