コラム
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Vol.20「わたしの誕生日」
ハルでは月に一度、お誕生日会を開催します。誕生月の人と役員とでケーキを食べながら、ちょっとしたティータイムを楽しみ、プレゼントには図書券がもらえるのです。外部の方にその話をした時、素敵な会社ですね、と言われたことを覚えています。
確かに、だんだん自分の誕生日にケーキを食べることが少なくなり、素直にありがたく、嬉しいものです。思えば、以前はこんな風に誰かに祝ってもらうのは、誕生日の特権だ!なんて思っていましたが、いまでは、家族や友人、会社の皆に感謝する日になっています。
そう思うようになったきっかけは、私がとても慕っていた叔父が、私の誕生日の日付が変わる1時間後に他界したことにあります。なぜこのタイミング?
寿命といえばそれまでですが、「わたしの誕生日が命日にならないようにしてくれたのかな?」、「命日を忘れないように誕生日の翌日だったのかな?」などと、想いを巡らせ、誕生日が来る度、叔父への思い出や感謝の気持ち、そして自分の生きるあり方を、ただ、ただ想う日になりました。
セルフブランディングとまではいきませんが、私にとって誕生日は、また新しく頂いた歳に感謝し、自分を振り返り、自分の道を一歩踏み出す決意の日になっています。ちなみに、わたしの誕生日の花は「アザレア」で花言葉は、自制心。今年も、そろそろ感謝を想う特別な日が近づいてきました。(渡部)