コラム
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Vol.17「モノを造ることが好き」
モノづくりをする事は、アイデアを具現化していくことだ。自分で考えた事がカタチになっていくのは、なんとも言えない達成感や充実感がある。仕事ではもちろんのことだが、趣味でも同じこと。
ルアーフィッシングが好きで、釣りに行くと餌釣りより疑似餌(ルアー)での釣りを好んで行う。ルアーの種類はそれこそ数限りなくあるが、一時期、ハンドメイドルアーの美しさに魅了された。
ハンドメイドルアーとは、主に木を彫って、釣魚の餌となる魚をモチーフにして作成されている。市販品は、手作りなので数は少なく、値段も張る。あまりに高価なので、なんとか入手できても、釣行では失くすのが惜しくて使えない。それでは、と、モノを造ることが好きな自分としては、見様見真似で木を彫り、習作を始めた。
ひと彫りひと彫り、木に形を与えていると無心になれる瞬間があり、結構なものである。木は彫ると、元には戻せない。彫り過ぎたときは、そこで止めるか彫り過ぎたことを逆手にとってリカバリーすることで、思わぬ効果になることもある。
もの造りは、つくりたい気持ちが強ければ、強いほど、実行に移すのも素早く、行動にも勢いがある。仕事も趣味も、楽しみ、こだわり、切磋琢磨したいものである。(上坂)