コラム
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Vol.65「いつの日もこの胸に流れてるメロディ」
2019年1月、28年の人生の中でも指折りの事件はおきました。私が中学2年生の時に人生で初めてCDを購入し、それ以来ファンである日本を代表するバンドのファンクラブ限定無料ライブに当選したのである。しかも会場は、Zepp Namba大阪。いつもは数万人規模の会場でライブをしている彼らが、今回は約2,000人規模。異例中の異例のことである。平日開催のため、半休をとり、万全の体制で参戦しました。
今までにない距離感の近さ、小さなライブハウスならではの迫力のあるサウンド、あげればキリがないほど感銘を受けましたが、MCで今回のライブの選出基準が、直近のツアーに落選した人を選出したということが語られ、それが一番心打たれました。
長年一線で活躍し、押しも押されない地位にいる彼らですが、驕らず、ファンを思いやり、謙虚で、真摯に、そして誰よりも楽しんで音楽活動に取り組んでいることのあらわれだと思います。それゆえ長年愛されるバンドなのだなぁと思いました。
あまりに規模感が違うので、あんな風になりたい!とはおこがましくて言えないですが、そんな気概をもって仕事に取り組もう!と思いながら、2時間立ちっぱなしの心地よい疲労感とほくほくした気分で帰路についた、うれしいうれしい事件でした。
(森本)