コラム
【はるかぜnote】進化するプラントベース食品
こんにちは。
株式会社ハル 女性マーケティングチーム「はるかぜ」の北川です。
最近、身近なスーパーやチェーン店でもよく見かけるようになった「プラントベース」の食品。
皆さんは試したことはありますか?
今回は、そもそもプラントベースとはなにか、最近私が試したプラントベース食品や、プラントベースを通して変わった食への意識について、お話ししたいと思います。
●そもそもプラントベース食品って?
プラントベースの食品とは…
「近年、多様な消費者の嗜好を反映し、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品が増えています。プラントベース食品は、このような植物由来の原材料を使用し、畜産物や水産物に似せて作られていることが特徴です。」 参照:消費者庁『プラントベース食品って何?』
最近は、スーパーで大豆ミートや大豆ミートを使ったレトルト食品・加工食品を見かける方も多いのではないでしょうか。お肉に代わる物だけでなく、牛乳に代わるものとして、植物性ミルクも注目されています。コーヒーショップでは、ミルクだけでなく、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど、選べるメニューが増えていますね。
●なぜ、プラントベースが注目されている?
ここ数年は、環境問題の観点から、プラントベースを選ぶ人が増えてきているようです。
私も最近になって知ったのですが、例えば、牛のゲップやおならには、地球温暖化の原因の一つ、メタンガスが多く含まれているそう。メタンガスは、二酸化炭素の25倍以上も地球を暖める力があるといわれています。
環境問題の面だけでなく、アニマルウェルフェアの面からもプラントベースを選択する人や、SNSを通してプラントベースについて発信している人が増えていると感じます。
●私が食べてみたプラントベース食品
私は主にSNSを通して食肉の課題について知ったことがきっかけで、プラントベース食品に関心をもつようになり、さまざまなプラントベース食品を試してみています。
最近は、高級スーパーだけでなく、身近なスーパーでも手軽にプラントベース食品を購入できるようになっていて、探すのが少し楽しみになっています。
例えば、こんな商品。
豆乳を原料としたシュレッドチーズです。
さまざまな種類のお豆腐があり、スーパーのお豆腐コーナーでも目立っている相模屋が発売しています。チーズコーナーに並んでいて、思わず手が伸びました。とろとろしていて、味も触感もチーズとは少し異なりますが、さまざまな料理に使えてアレンジ次第で楽しめます。
またスーパーには大豆ミートも豊富に並んでおり、挽肉状のもの、ヒレ肉タイプのもの、さまざまな形状があります。パックされていてそのまま炒め物に使えるのもありますが、多くはお湯で戻して使うもの。お湯で戻すのが面倒だったり、味や食感が好きになれなかったり、料理に取り入れるのは少し難しいなと感じています。(麻婆豆腐は簡単に調理できて大豆の香りも気にならないのでおすすめです!)
レトルト食品や加工食品にもさまざまなものがありますが、中でもお気に入りはこちら。
KAGOMEから出ている「大豆ミートのほうれん草カレー」です。植物性由来の食品でコクやガツンとした味を出すのは難しいイメージがありましたが、こちらは植物性由来といわれなければわからないくらい、おいしい。他にもさまざまな種類のカレーが出ています。
コーヒーショップや自宅でも、植物由来のミルクを選ぶことが多くなりましたが、
自動販売機にはこんなものもありました。
最近は、プラントベースの卵(スクランブルエッグ状のもの)も出ているようです。
本当にさまざまなメーカーがプラントベースの製品を開発していて、選択肢が広がっているのが嬉しいですね。
●プラントベースを通して食への意識が変わった
プラントベースの食事を取り入れるようになってから、食品の成分表示を今まで以上に見るようになりました。大豆ミートを利用している食品の中には、つなぎに卵を使用しているものもあるからです。成分に注目してみると、「加工食品にはチキンエキスやポークエキスが使われていることが多い」「魚介風味の食品でも、鶏や豚の成分が入っていることがある」「今までおいしいと感じていたものは、ほとんどが動物性由来によるものだったんだな」など、さまざまな発見があります。食品を選ぶ際には、今まで以上にどのような過程でできているのか、どのような成分でできているのかに、関心を持つようになりました。
プラントベースの食品の可能性は、今後もっと広がっていきそうです。
その動向に注目していきたいと思います。
今後も、女性マーケティングをテーマに有益な情報を発信していきますので、
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